気になる?仮性包茎のメリットとデメリット☆
2025/03/01 (土) - 10:00 性と身体
最近は動画サービスやSNSの広告で包茎治療を推奨する広告が多く流れます。日本人の包茎の割合はおよそ7割といわれており、大半の男性は包茎であると言えます。ここで言う包茎とはいわゆる仮性包茎のことを指し、亀頭が全て或いは亀頭の一部が包皮で覆われており、非勃起時、勃起時に自然に包皮が剥けて亀頭が露出できる、或いは手を使えば露出できるのが仮性包茎です。広告の言うように仮性包茎は治療すべきなのでしょうか?
結論から言えば自分自身が不便に感じなければ無理に治療することはないといえます。その仮性包茎にはいくつかのメリットとデメリットがあります。以下に主な点をまとめます。
メリット
- 包皮が亀頭を覆っているため亀頭の外部刺激を防ぐことができる
- 包皮が亀頭を覆うことで亀頭の乾燥を防ぎ肌トラブルを軽減できる
- 包皮を摘まんで刺激する自慰行為が出来る(皮オナニー)
- 包皮を使ったプレイ・包茎に特化したプレイが出来る
- 剥ける前・剥けた後のギャップを楽しめる
- 見た目が可愛く、さわり心地を好む女性も居る(包茎フェチ)
デメリット
- 包皮に汗や尿や精液が溜まりやすく悪臭や恥垢が発生しやすい
- 細菌が繁殖しやすく炎症や性感染症のリスクがある
- 普段は包皮で覆われているため亀頭が刺激に弱くなり早漏になりやすい
- コンドームが外れやすくなる可能性がある
- 陰毛が包皮に絡まり傷つくことがある
- 広告などの影響で偏見や自信喪失を感じることがある
基本的には衛生管理を徹底し清潔に保てば恥垢や臭いを軽減でき日常生活にも影響が出ません。また、女性は清潔で正常に亀頭さえ露出できれば見た目を気にしない事がほとんどです。なお、仮性包茎は医学的には問題は無く生物的には仮性包茎であることが正常です。とくに海外では真性包茎の場合のみ包茎(phimosis)と認識され、仮性包茎は正常な物と認識されています。
こういう場合は治療が必要
あくまで正常なのは仮性包茎の場合です。以下の場合は治療が必要な場合もあります。
- 重度仮性包茎(包皮が余り過ぎて亀頭の露出が困難)
- 真性包茎(包皮が剥けず亀頭がカリまで露出できない)
- 嵌頓包茎(勃起して包皮を露出すると亀頭を締め付ける)
重度仮性包茎は包皮は剥けるが長すぎて剥くのが困難な状態で、排尿が困難になったり性行為がしづらい等が挙げられます。
真性包茎は包皮を剥いて洗うことが困難のため、皮と亀頭の間に汚れや細菌が入り込み炎症や性感染症や悪臭と言った症状になりやすいです。また皮が癒着する可能性もありますので、診療することをお勧めします。
嵌頓包茎は亀頭が締め付けられ痛みを伴うほか、鬱血してしまい元に戻らずにペニスが腫れ上がり、最悪壊死してしまうことがあるので早期治療をお勧めします。
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