花粉症?それとも風邪?症状でわかる見分け方のポイント☆

2025/03/10 (月) - 10:00 健康と美容

季節の変わり目は暖かくなったり寒くなったり寒暖差で体調を崩しやすなります。体調管理を万全にして健やかに過ごしたいものです。

さて、この時期は気候による風邪などの体調不良のほか花粉症にも警戒しなくてはなりません。しかし実際に花粉症の症状になると一見して花粉症なのか風邪なのかわかりづらくなることがあります。今回はその違いについて調べてみました。

花粉症と風邪の原因の違い

花粉症の原因

花や木から放出される花粉が鼻や目の粘膜に付着すると、身体が異物として認識しIgE抗体を作ります。さらに花粉が侵入すると、IgE抗体が花粉と結合し、ヒスタミンなどの化学物質が放出されます。この時にくしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状を引き起こす所謂アレルギー反応です。

主な花粉は以下の通りです。

  • スギ花粉
  • ヒノキ花粉
  • イネ科花粉
  • ブタクサ花粉

風邪の原因

寒くなり身体が冷えると、血管が収縮して血流が悪くなり免疫細胞が体内に巡りづらくなることで免疫機能が低下し風邪をひきやすくなります。また空気の乾燥により鼻や喉の粘膜の乾燥し細菌やウイルスの防御機能が弱くなるのも原因です。所謂ウイルス感染です。

主なウイルスは以下の通りです。

  • ライノウイルス
  • コロナウイルス
  • RSウイルス
  • パラインフルエンザウイルス

花粉症つらいぴえん

花粉症と風邪の症状

花粉症と風邪の症状は似ている点も置く、勘違いすることもあります。以下に主な症状を挙げてみます。

花粉症の症状

  • 鼻水: 水のようにサラサラとした鼻水が大量に出る
  • 鼻づまり: 鼻全体が詰まるような違和感
  • くしゃみ: 連続して何度も出る事もある
  • 喉: 喉の奥がかゆくなる
  • 咳: 喉の違和感で咳が出る
  • 目: 目が痒くなったり涙が出る
  • 発熱: 顔がほてったり微熱が出る
  • 頭痛: 鼻や目の違和感から頭痛が発生することも
  • 身体: 全体的に怠くなることがある

風邪の症状

  • 鼻水: 粘り気のがあり色は緑や黄色の濁った鼻水が出る
  • 鼻づまり: 鼻の奥が詰まるような違和感
  • くしゃみ: 連続して何度も出る事もある
  • 喉の痛み: 喉の奥が痛くなり物を飲むとき痛くなる
  • 咳: 喉や気管が苦しくなり咳が出る
  • 発熱: 高熱が出たり身体の節々が痛くなる
  • 頭痛: ズキズキとした頭痛が続く
  • 寒気: 悪寒がして手足の先が痛くなる
  • 身体: 全体的に怠くなることがある

花粉症と風邪の見分け方のポイント

くしゃみや鼻水、喉の違和感や発熱、怠さなど似たような症状で判別がつかないときは以下のポイントで判断するようにしましょう。

鼻水の性質

鼻水が粘り気のあり黄色や緑色に濁っている場合は風邪の可能性が高いです。これはウイルスや細菌を体外に出すためです。一方、花粉症はサラサラした透明な液体であることが多いです。

目の症状

目のかゆみや違和感、涙目が出る場合は花粉症である可能性が高いです。ただし風邪で鼻がウイルス感染している場合、副鼻腔炎や結膜炎、細菌性結膜炎等の症状を引き起こし目に違和感が出る場合もあります。

悪寒の有無

花粉症も風邪も身体の怠さや発熱、頭痛が出ることがあるのですが、花粉症では悪寒の症状が出ることはほとんどありません。悪寒がする場合は風邪の可能性が高いです。

風邪は数日から1週間程度症状が続き改善しますが、花粉症は1度発症すると長期的に症状が出て改善しづらいことがあります。気になるようでしたら病院で相談しましょう。

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